前回はシステム・機能紹介で、AIカメラ1台でできる「入退店人数の計測」について紹介しました。
では、POSレジのデータと連携すると、どのようなことが可能になるのでしょうか?
答えは
入店人数とPOSレジからのデータを掛け合わせることで「購買率」や「来店人数ベースの平均客単価」などの指標の取得ができるようになります。
では、どのような使い方ができるのか、見ていきましょう。
購買率
来店したお客様のうち、何割が購入に至ったかが購買率となります。
例えばお客様100人が来店し、そのうち50人が商品を購入した場合、購買率は50%となります。
結果が伴っていたかどうかを最もシンプルかつ客観的に評価することができるため、店舗全体の業績を評価するのに使いやすく、小売店のパフォーマンスを計測するための重要な指標(KPI)と言えます。
購買率がわかることで、様々な施策の効果検証が可能になります
施策例
・売れ筋商品の品揃えの見直しや、商品の売価の変更をする
・店内レイアウトや商品陳列の工夫をする
・スタッフの接客タイミングやサービスの提供方法などを変えてみる
・インターネット(ホームページ)やDMで商品を紹介し、店頭で商品を購入できる仕組みを作る など
購買率の計算方法:購買者数 / 入店人数
平均客単価
一般的に使われる「売上合計/購買者数」で算出する“購買に至ったお客様ベース”の客単価と併せて、「売上合計/入店人数」の“来店人数ベース”の客単価も算出可能です。
来店後に「何も買わなかったお客様」と「購入したお客様」の差を考えることは、来店・購入を促す大きなヒントとなります。
この2種類の客単価が近くなるほど機会損失が少なく、シンプルな接客改善の効果測定にも使うことができます。
平均客単価の計算方法:
売上合計 / 購買者数
売上合計 / 入店人数(Shopper Yield)
💡こんな時におすすめ
- 店頭スタッフの公平な評価基準として、購買率を活用したい
- 2つの平均客単価を比べることで、シンプルな接客パフォーマンス改善の指標にしたい
- 来店客数に対する店舗のパフォーマンスを、月別、週別、日別、時間別などの単位でタイムリーに把握したい など
※下のグラフはPOS連携で取得した集計イメージです。
まとめ
POSレジのデータと入店人数のカウントから、購買率や来店客数ベースの平均客単価が取得でき、店舗ごとのパフォーマンスが一目でわかります。
また、シンプルで使いやすい指標を得ることで、店舗売上改善のための施策立て・効果検証がしやすくなります。店舗・本部において情報連携もしやすく、「戦略的なマーケティング施策運用」にもご活用いただけます。
次回は、スタッフのパフォーマンス把握についてご説明します!
お楽しみに。
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