本日は、店舗で「新規顧客」「リピーター」の2つの属性の割合を計測・分析する方法について、解説します。
新規顧客/リピーターとは?
「新規顧客」は、店舗に初めて来店する客、「リピーター」は2回以上来店したことがある客を指します。
小売業にとって、新規顧客とリピート顧客の分析は非常に有効です。
理由としては、安定した売上を確保するためには、既存顧客の存在が不可欠であるからです。
また実際に、新規顧客に商品を買ってもらうために企業が費やすコストは、既存顧客よりもかかり、既存顧客への販売は、利益率が高くなる傾向があります。
新規顧客/リピーターの割合を調べる
新規顧客とリピーターを区別する方法はいくつかあります。
判別方法
①顧客情報を記録する
(お客様が来店された際に、名前や電話番号などの情報を保存し、次回来店時にその情報を確認する)
②ポイントカードや会員制を導入する
(来店時にポイントカードや会員証を提示することで、新規のお客様かリピーターかを判断する)
③店舗計測ツールを用いて分析する
(顔の特徴点データや、スマートフォンの位置情報、Wi-Fi情報等を用いて、リピーターかを判断する)
どんな場面で応用できる?
- 接客パフォーマンスの見直し
店舗スタッフの接客の仕方やタイミングの改善により、顧客満足度や信頼度を高め、リピーター顧客の増加を中長期で図ります。
(応用)リピーターへの転換が多いスタッフの接客パフォーマンスを分析します。リピーターが多い要因を探り、多店舗や他のスタッフの間でも取り入れ、割合に変化があるかを確認します。
- マーケティング施策の改善
取得したデータから、新規顧客とリピーターそれぞれに発生する広告宣伝費や割引額の見直しを行い、「余分な経費の削減・営業利益向上」を計ります。新規顧客・リピーターそれぞれに効果的な次の施策を立てていきます。
- 商品選定や新サービスの展開へのヒントを得る
顧客割合の変化から、今後も継続して商品の購入やサービスの利用をしてもらえるような施策を考えます。来店客の複数の属性(興味関心・性別・年齢など)や購買傾向なども同時に把握することで、より効果的な商品展開ができるようになり、効果的にリピーターを増やすこともできます。
まとめ
安定した売上につなげるためには、十分な数のリピーターを育成し、商品を買い続けてもらうことが重要です。AIの分析結果から課題点を導き出すことができれば、顧客に合わせた、より精度の高い販売施策や戦略を立てることが可能になります。
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